実践 コマンドプロンプト 「任意のディレクトリからファイルの一覧を取得」

コマンドプロンプト

この記事の概要

・任意のディレクトリからファイルの一覧を取得する方法を記載

非効率な方法

エクスプローラで該当ディレクトリをオープンし、ファイル名にフォーカスを入れて、手動でコピーし一覧を作成する。
20ファイルくらいならOKですが、100ファイル、5000ファイルになると絶望的です。
システム開発、保守、運用をしていると、1万を超えてくるケースもあります。よって効率的な方法が必要になります。

効率的な方法

1.Windowsのコマンドプロンプトの起動
 ・cmdでコマンドプロンプトを起動
2.Windowsのコマンドプロンプトで情報を取得
 ・「cd C:\Windows\System32」のコマンドでディレクトリ移動
 ・「dir 」のコマンドで対象ファイルの一覧を取得

[蛇足]
その後、これらの情報を加工するなら、以下のようなイメージになるとか思います。
■サクラエディタで成形
 ・「矩形選択」でファイル名
 ・「置換」処理とかでファイル名のみに成形
■エクセル
 ・サクラエディタで成形したデータをエクセルに貼り付け完成

1.Windowsのコマンドプロンプトの起動
 ・検索ボックスに「cmd」を入力してコマンドプロンプト検索し、
  コマンドプロンプトのアイコンをダブルクリックし起動

2.Windowsのコマンドプロンプトで情報を取得
 ・「cd C:\Windows\System32」のコマンドでディレクトリ移動
 ・「dir | find “dll”」のコマンドで対象ファイルの一覧を取得

【コマンド1】
   cd C:\Windows\System32

【コマンド2】
   dir

■コマンド1の説明
ファイルが格納されているディレクトリ(C:\Windows\System32)に移動しています。

■コマンド2の説明
ファイルが格納されているディレクトリに移動したので、ここでdirコマンドで
移動したディレクトリ配下のファイル、ディレクトリの一覧を表示しています。
ここで出力される内容は、「非効率な方法」の絵と同じ内容が出力されます。

【コマンド実行後の結果について】
dirコマンド実行後に、「C:\Windows\System32」以下のディレクトリ、ファイルの一覧が表示されています。

<DIR>                   .
<DIR>                   ..
<DIR>                   0409
 

上記の部分がディレクトリの部分になります。

[蛇足]
 0409はディレクトリですが、後はcdで相対パスを指定する時のものです。
 .  はカレントディレクトリ
 ..  は一つ上の階層

2021/05/03  04:00    126,464    DAMM.dll
2019/12/07  18:09    327,680    DaOtpCredentialProvider.dll
2021/05/03  03:59    489,472    das.dll
2019/12/07  18:08    98,816      dasHost.exe
2019/12/07  18:09    47,616            dataclen.dll
2021/05/03  03:59    237,056          DataExchange.dll
2021/05/03  04:00    259,408          DataExchangeHost.exe

上記の部分がファイルの情報の部分になります。

左から、
・ファイルのタイムスタンプ(年月日)
・ファイルのタイムスタンプ(時分)
・ファイルのサイズ
・ファイル名

4240 個のファイル    1,838,815,152 バイト
128 個のディレクトリ   16,083,148,800 バイトの空き領域

上記の部分が検索結果のサマリ情報です。
4240 個のファイルと128個のディレクトリが存在したことになります。
やはり、手動で作業するには、きびしい数だったと思います。

[蛇足]
【コマンド3】
   dir | find “.dll”

dirコマンドの結果をパイプでつないで、findコマンドに流しています。
findコマンドで.dllを指定しているので、先ほどの出力結果で拡張子がdllとなるファイルのみ
を抽出できます。

コマンド3を使用して矩形選択する方法

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